人間の歯の本数は、親知らずを含めると32本、含めないと28本です。日本では、70歳になった方の歯の平均本数は15本だとされていて、約半分の歯が失われています。健康で満足度の高い生活のためには20本の歯が必要とされています。平均寿命が男女ともに80歳を超えている現在、80歳になっても健康に暮らすためには、20本の歯を残すことと、飲み込むための嚥下機能を保つことが重要です。
歯が抜けてしまう原因で最も多いのは歯周病で、その次が虫歯です。さらに噛み合わせや生活習慣の乱れの関与も指摘されています。歯周病や虫歯にならない・進行させないためには、日々のブラッシングなどの正しいセルフケアを続け、セルフケアだけでは落とせない汚れを落とすプロフェッショナルクリーニングを定期的に受けるメンテナンスが重要です。またクリーニングの際に歯科検診で口内の状態をチェックすることで、早期の虫歯や歯周病を発見できるため、ダメージをほとんど残さず再発させにくい治療が可能になります。
歯周病や虫歯の治療が終わった時が、メンテナンスのスタートです。しっかり続けて、口内の健康を守りましょう。