右下4.5.6.番欠損の症例です。

この患者さんの義歯を作るにあたり『なるべく削らず』『小さく違和感少ない』『片側だけの義歯にしたい』とのご希望がありました。

以前のブログでもお話しましたが、歯の補綴物は咀嚼(咬む)の力が大きくかかる為、力学的な考慮(ローリング.ピッチング.ヨーイング.)が必要です。欠損部分は大きく、また両側の内側に骨隆起(骨のコブ)がある為そこを避けて設計する必要があります

日本キャストプレート社の金属床で極力、片側での力学的配慮を設計します。

骨のコブを避け、舌に触れる内側は金属で可能な限り薄く仕上げます

見える前歯のバネ部分はエステ仕様で審美的に!

極力削らず、コブの除去手術せず、舌感薄く違和感を抑え、見た目も義歯と分かりにくい、小さな軽い義歯に仕上がりました。

装着して1週間後、問題なくお使い頂けてるとのことでした。

人工歯のプラスチックは咀嚼(噛む)で削れて来ますので、噛み合わせに慣れた頃にメタルアップ(噛む面を丈夫な金属に置換する予定)

義歯一つをとってもいろいろな治療方法があります。お悩みのある方は一度ご相談下さい

院長

 

 

新大久保歯科医院