ソケットリフト
須田医師によるインプラントオペが昨日に引き続き、本日は本院で朝一から行われました。左上6番のソケットリフト法併用のオペです。度々登場する『ソケットリフト』とは上顎の歯槽骨(歯を支える骨)が歯周病等で減少し上顎洞(頬の下にある空洞.副鼻腔)方向に向けてインプラントの埋入距離が無い症例でインプラント埋入と同時に骨の高さを増大させる補助手術です。高度なテクニックを要求される補助手術ですがインプラントの適応範囲を画期的にあげます。
今回は更に患者さんから採血した血液から作成した完全自己血液由来のフィブリンゲルを併用した再生術も行います。
患者さんから2本の採血をしてフィブリンゲルをメディフィージ遠心分離機を使ってその場で作成!
今回のケースは残存骨の高さは6ミリ
インプラント体は径5.5ミリ、長さ8.5ミリ
骨の高さを補う為には、副鼻腔の膜(オブラート様な膜)を破損させずに、挙げなくてはなりません!ここが肝心‼︎ 細心の注意と集中力が必要です。
結果は画像にあるように皮質骨2箇所に固定が取れ正しくバイコーチカルが得られ値も79出て良かったです。充分なドーム状の挙上、更に裾野の広い形態、また詰め過ぎず、余裕持たせるが、成功の秘訣だと執刀医の須田医師は言います。
柔らかい上顎骨でしたが(強い初期固定が得られにくい)値も良く2ヶ月後には仮歯が入れられると言う素晴らしい結果です。
連日オペは緊張感と集中力でかなり疲労困憊のはずですが、また来週の2件のオペに向けて既に頭は切り替えているようです^ ^
全ては患者さんの為に力を出し切る歯科医師であれ‼︎と言う須田医師らしい切り替えです
院長