外科的歯内療法
春の陽気のような土曜日ですが、
人出はさすがに少なくJR新大久保駅前は閑散としていました。
本日は、上顎前歯2本の歯根端切除手術を。
前歯の歯根先端から母指頭大の大きさにまで拡がった病巣。相対的に診て抜歯が相当の症例ではありますが、患者さんは歯をこのまま残したい!と希望され、この術式でアプローチすることに。
※歯根端切除術
感染が歯槽骨にまで及び非外科的治療では治癒が図れない場合には抜歯をして感染が残る部分を取り除きますが、この方法は歯の一部分だけを外科的に取り除き症状の改善を図る方法です。
病巣相当分をCT画像から解析し、アプローチする歯肉を開窓-病巣摘出-感染源の歯根先端をカット。MTAセメントにて逆根充を。
患者さんから採血し得られたCGFメンブレンと人工骨を切除した骨内に充填し終了。
今回のオペでも活躍した優れものの医療機器『ピエゾ』はシルフラデント社、イタリア製で超音波振動による切削機器です。
歯根の切断、逆根充、硬組織のみの選択的削合を可能にし、多種類のチップ選択で外科処置を安全にサポートしてくれる必須な機器です。
明日からはまた冬型気圧配置になるそうです。寒暖差に気をつけてお過ごし下さい^ ^
院長